■駅街スケッチ

■コロナ禍で遠征も出来ないので、若い頃を思い出して
せっせとデッサンを繰り返している。
あるスーィツのベテラン職人の言葉が耳に残った。
「他にも立派な一流のセェフ達がそれぞれに特別な材料に拘って
オリジナルなスイーツを作られていますが、
私は普通のありふれた食材を使って基本に忠実に作っています。
ケーキ作りは技術ですから、私は職人だと思っています」
そのオーナーシェフには、長年蓄積した菓子職人の経験が自信となって光っていた。
感性とか個性とよく言うが、奇をてらって目立つ事だけが先行しても、
結局長続きはしなければなんにもならない。
地味でもコッコッと蓄積したものだけが、本物の武器になる様な気がする。
目先に囚われて基本を疎かにすれば、身の丈以上のハードルは絶対に越えられない。
綺羅星の如くひしめく作家の中で、出来れば私も職人の技を身に付けて
燻銀のような輝きを放ちたいと思う。

■駅のホームは様々な人々が行き交い、電車待ちする3分間のドラマが見え隠れしているようです。その姿が面白くて、私も次の電車が来るまでの数分間を「一期一絵」のつもりで描き続けています。その一部をランダム並べてみました。

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人が集まる所では人々は様々な仕草を無意識に見せる。本や新聞を読む。飲食する。寝る…。 私はそれらの人の姿をこっそりと描く。帽子を深々と被って気付かれないようにあまりジロジロと見ず素早く描く。但し、世に言う「盗撮」とは目的も手法も違うので犯罪ではないので、気持ちは堂々と描かせてもらっているが、それはあくまでも対象の自然な形(姿)を捉えたいという描き手の勝手な思いからである。だが描かれる側からすれば、あんまり気持ちの良いものでもないだろうとは思う。しかし今までに何百人と描かせてもらったが、怒られたり、苦情を云われたことは一度もない(笑)

マスク美人

■最近は気のせいかマスク美人が増えたのかな?

チャウチャウか?

■中国原産のチャウチャウという大型犬がいる。そんなもこもこの暖かそうなコーチを着た娘の足元は寒そうだった。

■母子像①

■親子連れを見掛けるとつい描きたくなる。   これも歳のせいかなあーと呟きながら。

丸い背中

■待合室で年老いた老婆が電車待ち。           何処へ出掛けるのも、何をするのも疲れる事の多い毎日だろう。「どうかお元気で」と心の中で自分の歳を忘れて思わず声を掛けていた。

母子像

文句なしに絵になる(描きたくなる)

■母子像③
ママと子供のスーショット。              「明日は晴れるかなママ?」そんな会話が聞こえそうです。黄色い帽子の女の子はまだ小さくて保育所の帰りかな。頑張れ若いママ!

弁当を食べる

■学校帰りの途中、お腹が減るのだろうか?人目も憚らず弁当を食べる学生に座布団一枚!       若い時はこれでいいのだと思った。

柱の蔭

■後姿

■顔、かお、(^.^)

■顔はその人物のおおよそが表れている。特にコロナ禍では、気持ちが内向きになるので表情も無意識に外(表情)出やすくなるのかもしれない。

若い二人

■冬の待合室は薄暗くて寒いので          肩を寄せ合う気持ちがよく分る。そんな光景をオヤジは微笑ましく眺めながらペンを走らせる。

サラリーマン

駅で見掛けるサラリーマンやお父さん達は気のせいか皆お疲れモード。             待合室で電車を待つひと時の間に、その人の人生までが垣間見えます。

■電車の中で爆睡するサラリーマンが居ます。  お疲れのお父さんご苦労さん。

元気な人達

■こんなおじさんは何があっても元気す。

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